私は あの日を忘れない‥

17年前の今日 あれは突然にやってきた

そして 多くの尊い命を 無情にも奪い去っていったのだ

忘れられない恐怖が蘇る 涙が流れる

そう 私は あの大震災の生き残りだ

当時 私は 神戸市東灘区にあるマンションに住んでいた

そこで 阪神淡路大震災に遭遇したのだ 


大地震が起きる前日の夜

私は 酷い胸騒ぎを覚えた 今思えば 第六感と言われるものだ

” 私は 死ぬの? それとも 死に値する何かが起きるの? ”

その時は ” 何か ” という何かが分からなかった


窓の外は 妙に静まり返っていた

時計の秒針の音と自分の鼓動が うるさいほどに鳴り響く

” 怖い‥! 神様 どうか私を守ってください‥!! ”

心の中で 何度も何度も祈った

私は 目に見えない恐怖に脅え ひとり震えていた

AM 5:46 ついに その恐怖は姿を現し牙を向けた


地鳴りが響き渡る 轟音に驚いた私は飛び起きた

心臓が張り裂けんばかりに鼓動する

身を起こした瞬間 私は カーテン越しに信じられないものを見た

稲妻のような真っ青の光が 海面上に3本走ってくるのを見たのだ

その内の1本は こっちに向いて走ってきた

” なに‥? 海の上を青いひ‥ ” 

次の瞬間 この身は突き上げられ もの凄い力で引き倒された

身を起こす事も ままならない激震だった

硝子が割れ砕け散る 家具が引き倒される 柱が軋む

鉄骨が突き上げられて打ち付けられ もの凄い金属音が耳を襲う

床を通して鉄骨の振動がこの身を貫く

” 嫌だ!! 死にたくない!! 神様‥!! ”


どれくらいの時間が経ったのだろうか‥?

辺りは いつしか静かになり 私は ゆっくりとこの身を起こした

現状を把握出来ず 私は 呆然として座り込んでいた

” 私は 生きているの? それとも 死んでいるの? ”

衝撃で 自分がどうなったのか解らなかったのだ

朝日が射し込み 辺りを照らす

その時 目の前に現れた光景を見て 私は 言葉を失った

そして 自分は生きていて 地震が起きたという事が理解できた

空から 雨が静かに降っていた 慈しみの涙のように‥

言葉にならない思いが 涙となって溢れた

大地震は 大きな爪痕を残して去っていった


大地震に遭遇して ” 私は 生かされているんだ ”  と

心からそう思うようになった

私は 前を向いて精一杯生きる

この命が燃え尽きる日まで 失われた尊い命の分まで精一杯生きる


私は あの日を忘れない‥
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Commented by Sippo5655 at 2012-01-18 21:47
そうでしたか・・・
私は、テレビで見て、言葉を失いました。
でも、現実に直面されて
winter_berry さんのお言葉に
背筋が凍るほどのすさまじさを感じました。
生きて、今在ること
神様が、選びとってくださった
本当に・・感謝の気持ちを、忘れてはいけませんね
私も、身を引き締めて 日々を一生懸命、生きよう
ありがとうございます。
Commented by winter_berry at 2012-01-19 11:13
Sippo5655さん

Sippo☆さん、おはようございます。

天災は、一瞬のうちに生と死を別ち、衣食住をも奪い去っていきます。
本当に、自然の猛威を前に、人は、無力でなす術がありません。
ですが、もしもの時の為に、身を守る術を身につける事は出来ます。
兵庫県は、ここ数十年か先に、大地震や大津波が来る可能性が高い
と騒がれています。 阪神淡路大震災に遭遇した時の事を教訓にして、
一人でも多くの命が繋げられるよう協力していきたいと思っています。

一人一人の出来る事が集まると、大きな力になります。
人と人との繋がりは、生きる希望と生きる励みになります。
心は、東日本大震災で被災された方々と共にあります。
微力ですが、これからも、私に出来る事を続けていきます。

生かされたこの命を大切にして、一瞬一瞬を精一杯生きる。
失われた多くの尊い命の分も、精一杯生きる。

Sippo☆さん、ありがとう。
by winter_berry | 2012-01-17 00:00 | Trackback | Comments(2)